シンプルで安全な(気がする)写真の管理フロー(2017年1月版)
大切な写真をどうやって管理するかというのはかなり重要な問題だ。そこで僕が実践している管理方法を紹介してみようと思う。それほど手間はかかっていないシンプルなフローになっている。という気がしているのだけれど、実際にはどうだろうか。
デジカメの写真
デジカメの写真は SD カードを MacBook に差し込んで Lightroom にインポートする。旧型の MacBook には SD カードスロットが付いているので便利だ。取り込んだ写真はイベント単位でコレクションを作って管理している。僕の Lightroom の使い方については別の記事にまとめようと思っている。
メインで使っているフジの X-T10 はWi-Fiでスマフォのアプリと連携することができる。撮った写真をその場でスマフォに転送してSNSに公開したりもする。SNSで公開している写真はそれ以上は管理することはない。すべての写真が Lightroom に集まるようにして、その外にあるものについては放置するスタンスだ。
Adobe Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom) 2017年版 |12か月版|オンラインコード版
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iPhone の写真
iPhone で撮影した写真は iCloud ですべての iOS と macOS デバイスからアクセスできるようにしている。写真アプリに写真がある程度たまったところで、iPhone で撮影した写真だけをフィルタリングしてそれを Lightroom にインポートする。iPhone から直接 Lightroom にインポートするよりも手軽で間違いがない。
フィルム写真
去年の暮れに試しにフィルム写真を撮ってみた。この写真はお店でデジタルデータとして CD-R に焼いてもらう。そのデータを Lightroom にインポートする。それから最近チェキにはまっている。チェキの写真は Omoidori でスキャンして iPhone に保存する。iPhone から Lightroom への流れは iPhone で撮影した写真とほぼ同じになる。
バックアップ
写真は常に二重化していないと安心できない。Lightroom のカタログは MacBook に上にあるが、マスターは外付け SSD に置いている。この MacBook と SSD をまとめて Time Machine でバックアップをとる。通常は外付けドライブは Time Machine のバックアップ対象にならないのだけど、設定を変えて対象にしている。バックアップ先は外付け HDD だ。
これで SSD と HDD の二箇所に写真が存在していることになる。ところがこの2台をどちらも自宅に置いているので災害にあった時には意味がない。定期的に外付け HDD にコピーして実家に置いておこうと考えている。
さらにクラウドへのバックアップも行う。Google Photos Backup でマスターの写真を Google Photos にアップロードする。小さいサイズであれば無制限にアップロードできる。RAWデータも諦めていて、このバックアップは本当にいざという時の救済手段だと割り切っている。いったん設定すると、アプリを起動するだけで差分を自動的にアップロードしてくれるので手間がかからないのがいい。
Lightroom から iPhone へ
MacBook 側の Lightroom で同期するコレクションを選んでおくと、iOS の Lightroom モバイルアプリからアクセスできるようになる。この写真を使う時にはいったんカメラロールに保存して、そこから Instagram などに投稿する。
もともと iPhone で撮影した写真は Lightroom に取り込み後も iCloud から削除していないので、そちらについてはそのまま使うことができる。
Flickr へ
Lightroom と Flickr を連携する機能があるので、気に入った写真は Flickr にアップロードする。ただアップロードするだけじゃなく双方向に同期されるという点が便利だったり不便だったりするのだけど。基本的にいったんアップロードした写真は触らないようにしている。
プリント
人に写真を渡すことも多い。イベントの写真など枚数が多いときや、web で使う写真のの場合はデジタルデータのまま Flickr で一括ダウンロードできるようにしたり、USB メモリに入れて手渡ししたりする。
たまにプリントするときもある。自宅にプリンターがないのと、過去にプリントした写真の劣化が激しいので、お店でプリントしてもらう。2Lサイズでプリントしてもらうことが多いように思う。画質を求めずある程度の枚数をプリントする場合にはフォトブックにしている。TOLOTやしまうまプリントなど安いサービスで済ませることが多い。もう少し画質が必要なときにはキタムラなどを使っている。
今月からレターを再開した。写真付きの1ヶ月分のカレンダーを送れるサービスで、毎月1通は送料だけで送ることができる。子どもたちの写真でカレンダーを作って実家の母に送っている。シンプルで利用ストーリーに沿ったいいサービスだと思う。
最後に
Lightroom ですべての写真を一元管理することでシンプルな運用ができるようになっている。インポートにはそれほど時間がかからないし、バックアップも取りやすい。フルサイズでクラウドにバックアップできないという弱点だけはどうしようかと思案しているところだ。